2011年7月23日土曜日

大洞嵐(おおぼらあらし)ってなんだ??(その2)

国土地理院の詳細地図には大洞峠はありませんでした。(お許しを)

坂城町和平から更に北西方向に登ると隣の千曲市森地区との境界線にたどり着きます。そこは五里ヶ峯(1094m)と鏡台山(1269m)の稜線で標高約950m。
わが立町から見上げると五里ヶ峯は左側にありこの山の真下を長野新幹線、上信越自動車道の長いトンネルが貫いています。

この二つの山の間に暗雲が湧き上がると7月11日のような「大洞嵐」が坂城町に大雨を降らします。1時間に50~80mmの雨は降り出しから1時間もすると町内河川は水嵩が増し、町の職員や消防団員が右往左往して警戒にあたります。
昔の人はこの暗雲を見て「東寄りの場合は真田菅平方面に、西側のときは戸倉方面に雨が流れる」と判断し、畑仕事を続けたようです。11日の夕刻はまさにそのとおりの大雨で我が立町しいたけファームの敷地は水浸し(既報)。棟梁に手伝っていただきなんとか治めましたが知らないと損をする「言い伝え」を大切にしたいと思います。
余談ですが境界線から千曲市側に約1Km下ると沢山川の中腹に「女陰の滝(にょいんのたき)」があります。ここから暗雲が湧き出し坂城町を大雨が襲う…なんてのは「大法螺」ですが国土地理院の地図にマークされていることは事実です。

ちょっと卑猥な感じの名称ですが、管理人も学生時代、この「女陰の滝」の水で顔を洗うと彼女ができるという伝説を信じて行ったことがあります。
(写真は右の高い山が鏡台山、左が五里ヶ峯、坂城町バラ公園から撮影)

2011年7月22日金曜日

大洞嵐(おおぼらあらし)ってなんだ??(その1)

 今朝の信毎(7/21)の山ろく清談の記事で藤原正彦さん(お茶ノ水女子大名誉教授)が 日本人のモラルについて書いています。かつて、「親を泣かせる、先祖の顔に泥を塗る、お天道様が見ている」といった言葉で表現される「美しい倫理観」があった日本人。が、自らの道徳や倫理によって自己規制ができなくなったとし、いまや恥ずべき国家となったと述べています。悲しいことに全くその通り、私のまわりも自分のことしか考えない人が多くて困る。

坂城町には「親や先祖が伝え、お天道様」が関係している言い伝えがあります。
大洞嵐のときは気をつけろ」です。立町からほぼ真北の方向に鏡台山、五里ヶ峰という山が連なっています。合わさるところが大洞峠です。今はこの名を知っているのは70歳を超えている一部の方たちだけのようです。語り継がなければいけません。

7月11日の「大洞嵐」は後日に記します。

前段の藤原氏は後述で東日本大震災で家を流され親を失いながらもっと酷い状況の人たちが命がけで助け合っているのをみて「何かしたい」と涙している日本人をみて「美しい心は日本にまだ健在です」と結んでいます。
「なでしこJAPAN」の世界№1の絆、いま、家族や社会の「絆」がどんなに必要か 問われているような気がします。

2011年7月19日火曜日

祇園祭本番

17日(日) 祇園祭本番
猛暑の中の大神輿


西暦868年が起源の京都八坂神社祇園祭、坂城神社もこの伝統を守って何百年以上続くとされています。

午後1時、夏の日差しが照り続けなんと40℃超え。
立町の壮年会30人が担ぎ手になり歓声や拍手が沸く中仮宮から町内巡行に出発しました。





2011年7月18日月曜日

よいとよいと

16日(土) 子供神輿と「よいとよいと」

本神輿の前日に行なわれる子供神輿と山車を引き回す通称「よいとよいと」。

我が立町の人口はおよそ400人、小学6年生以下の30名のチビッコの祭りです。

大勢の氏子に守られながら町内巡行です。
こうして幼い時分からコミュニケーションが始まります。

2011年7月16日土曜日

神輿渡御

7月15日早朝 6時 「神輿渡御」神事

坂城神社に集合した若衆100人、神妙に神官の祝詞を聞きます。
二礼二拍一礼、世界の平和、東日本大震災の早期復興、豊かな町づくりと町民の幸福を願い祇園祭の始まりです。

我が立町の仮宮まで神輿を移しいよいよ明日から祭りの本番。

例年以上の猛暑、熱い立町がさらに燃えます。

2011年7月15日金曜日

仮宮設営

7月14日早朝 5時 仮宮設営。
立町壮年会を中心に30名、約1時間30分で無事終了した仮宮設営。
明日も早朝から坂城神社に集合。神輿渡御が華やか?に行われる。
管理人は今日も松本で仕事でした。。。。。


2011年7月10日日曜日

まるごとアンズとTシャツ

杏を植樹して3年。町内の各地に50本の杏が育っています。とはいえまだ幹の太さは7~8センチ、「子供の木」です。が、本日現在80Kg採りました。

出荷先は町内の加工所「味ロッジわくわくさかき」様、大切なお取引先です。
ここでシロップ漬けに加工され「まるごとアンズ」という商品名で関東圏を中心に人気を得ているようです。立町しいたけファームが育てた「信山丸」をめしあがれ。

昨日、味ロッジさんの監修でTシャツが発表されました。
坂城の特産品である「ねずみ大根」をモチーフにしたかわいいTシャツです。許可を得ましたので写真を公開します。

背中のいたずらな3匹のネズミ君達がなんともいえないカワユさです。
レアものらしいですゾ。